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フォトグラファーへの道 漆・7 露出補正+(プラス)

連載スタートしたこの企画 第漆弾 7 露出補正+(プラス)

スタッフのSAWAちゃんが1ガンデビューを果たしましたが、デビュー戦が散々な結果に!こうなったらレッスンプロの知識を最大限に注入して、先ずはセブ島で1番の女性フォトグラファーを目指していく企画です。

これから1ガンレフを始めようかと思っている方、始めたけど良く分からな・・・という方にも参考になれば・・・
度々登場するレッスンプロとは、筆者のことで、自分で撮った写真は大したことはなく、教えた方々のほうがいい写真を撮るため、教えるプロに徹している!趣味程度に水中写真をやっているのだ!)

さて、マニュアル設定での撮影に入る前に、やっておきたいことが!プログラムオートで露出補正です。

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通常なら露出補正は「±0」の位置。撮影する環境の明るさで、カメラが自動的に絞り、シャッタースピードを瞬時に調整してくれます。今回はこの露出補正をプラス側に移動させて、どのような効果があるのか?を覚えてもらいます。恒例の陸上で操作方法とどのように変わっていくのかを練習・・・

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上の写真の左側は、露出補正「±0」の時、F4、1/60を選択しました。その設定に合わせてストロボ光を調整すれば、適正な明るさで写真が撮れます。そして右の写真は、露出補正「+1.0」に変更しました。それに伴って、カメラは明るく写そうとするので、F2.8、1/60になりました。ストロボ光は変更していないので、レンズの羽根が開き、光がたっぷりと入ってくるので、露出補正なしに比べたら当然ですが、明るすぎな写真になります。

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そこでストロボ光量を弱めて被写体全体が適正露出になるようにしていきます。要は絞りを変えたらストロボ光も調整が必要と言う事を覚えてもらうためですし、PモードでもF2.8まで絞りが変わるので、背景をボカした写真が撮れると言う事です。と言う事で早速海へ!実写!!

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露出補正「±0」で「ガッシャンコン」う~んストロボ弱すぎだけど・・・本来ならこの状況で光量調節してほしかったのですが!だってハゼの後ろ側、ポリプが開いていて綺麗でしょ!まぁ~練習のため、露出補正「+1.0」へ・・・

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わぉ~!別人が撮ったみたいな写真になりました。せっかくのポリプがボケてしまいましたが、この辺りはマニュアル設定の時に覚えてもらいましょう!

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これまでPモードで露出補正をしていない場合の絞り値が、F4~8ぐらいでした。しかし露出補正のプラス側へ変更することによって、絞り値がF2.8~4ぐらいと、これまでにないボケ味で撮影することが出来ました。

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場所にもよりますが、ガレ場などあまり綺麗でない環境でも、露出補正をプラス側へF2.8になるよう設定すれば、ご覧の様な写真が出来上がります。これまでピント合わせのコツを掴むようにと、やってきたのでF2.8でのピント合わせも「いつも通り」で良いのです。

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また外付けストロボもビックリするほど過度に調整することもありません。微調整するか?しないか?程度なので、マニュアル発光と言っても難しくはありませんね!

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ホワイトラインブレニーは自分の身体が「丸ボケ」してくれる被写体ですが、いい感じに撮れています。1眼レフを始めて20ダイブ弱で、このような写真が撮れればいいでしょう!まぁ~全ての写真が上手に撮れているわけではありませんがね・・・。


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今回は露出補正のプラス側でほとんどがF2.8の、被写界深度(ピントの合う幅)が非常に狭い設定での撮影をしてきました。ボケ味を活かした撮影となったわけですが、完全マニュアルに向け1つのステップとして、やってもらいました。


さて次回課題は・・・
①遂にマニュアル設定!(シャッタースピード固定で絞り(F値)のみ変更)
②ボケ味の変化
③ストロボ光調整

乞うご期待!



by go-photo | 2017-10-07 12:51 | 独り言